現代社会はストレス社会と言いますが、ある程度のストレスは許容できても、度を越えたストレスは体を蝕んでしまいます。特に、職場の人間関係に悩まされる人は非常に多いのではないでしょうか。仕事自体がハードでも周りの人間に恵まれていれば、上手くやっていけることが多いでしょう。

しかし、逆に仕事自体は楽でも人間関係に悩まされている人はどうでしょうか？仕事は仕事だから、と割り切れる人もいるかもしれませんが、職場に居づらいと感じる人も多いようです。自分がした仕事のミスは、「次はミスしないぞ」と前向きに考えることもできますし、ミスをするもしないも自分で未来を変えることができますが、人間関係は自分の努力だけではどうにもならないときがあります。毎日嫌な同僚や先輩と顔を合わせる現実は、自分の努力では変えることはできません。そして、そのストレスが僅かであれば問題ないものの、不眠症になったり鬱やノイローゼの症状として表れてきたら大変です。また、このようなメジャーな精神疾患に悩まされるのとは別に、「朝が来ると思うと眠れない、眠りたくない」という感情が沸き起こってくる人もいます。寝る前に次の日のことを悶々と考えた挙句、結果として睡眠時間を充分に確保できず、次第に健康を損なってしまうのです。このような状態が続くと、当然仕事にも影響は出てくるでしょう。こうしたことはミスにつながり、その度に落ち込み、さらに絶えず周りの人との関係に悩まされることになりかねません。まさに、負のループです。

このような状態にまでなると、心身が相当辛くなるため、早めにカウンセリングを受けたり、親身になって聞いてくれる家族や友人に相談してみることが必要です。また、場合によっては職場で配置換えをしてもらったり、思い切った転職をするのも大切かもしれません。